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わくわく着物~着物の愉しみ~ 臥竜亭へようこそ!

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11月のお出かけ-紬の

■ □■無地紬のコート■□■

 11月の声を聞くと、もうコート無しではいられません。でもまだウールはちょっと重たいかな、という時のために、軽い紬で1枚作りました。
 着物を選ばないように、超ベーシックな紫の無地です。普段着にも、ちょっとお出かけにもOKなように、道行き衿で、塵よけもかねて長めの8分丈に。シンプルなので、そのかわり、裏を遊んでみました。女性用は、淡い色の優しい感じの物が多いので、男性用の羽裏でおもしろく。丈を長くした分、一般的な一枚絵の羽裏では間に合わなかったので、着尺様になった中紋柄の羽裏を切ってもらいました。柄は安藤広重の「富岳三十六景(あれ、三十八景だっけ?)」です。面白がって色々相談に乗ってくれる呉服屋さんが、さすがにこれは「女の人なんですから、勇ましすぎます」といって、ひもは可愛らしく、お花の細工をしてくれました。
 着ているときはシンプルでお花が可愛いのに、脱ぐと鷹と富士山がちらり、というお気に入りの1枚です。首筋が寒いときには、ショールを合わせて。


道行・全身


道行・花ひも



道行・裏



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